学生の思想を読む

国ではなく国語に住む我々の、思考の差異を追求します。

組織文化とリーダーシップ

授業内で学んだSchein(1985)の「外部適応と組織の存在」「内部統合の課題」を基に、自分が所属している組織・グループをそれぞれ分析してください。

 

1. 外部適応(使命と戦略、目的、手段、測定、修正)を分析しましょう。
 私の選択する組織は特殊なものです。それは将来私が起業する際の会社です。
 その会社の使命は”健康寿命を延ばす”ことです。その戦略は主に”食事マネジメント”をはじめとするとしています。
 目的は、”不健康な生活を強いられる現代社会に対して、少しでも抗ってみせる”ことです。その手段は”誰もが持つスマートフォンウェアラブル端末を用いて、フィジカル・メンタル共に管理すること”です。
 これらの測定方法はウェブを通して行われ、顧客や利害関係者への影響をリアルタイムで管理できるものとします。
 問題に対する修正方法は、様々な専門家や人工知能を用いた予測から適切なリスクマネジメントをすると共に、より多くの情報を集めることで、より早期の解決をします。
 
2. 内部統合(共通言語と概念分類、グループ境界線、権力と地位、親密さ、報奨と制裁、イデオロギー)を分析しましょう。
 日本語の表現方法は多様に存在しますが、曖昧な表現も多くなるために解釈の齟齬が生じてしまいます。そこで英語の特徴から学んだ誰が何をする、その根拠を述べることの重要さを社員教育で教えます。
 会社ではサービスを提供する側、受ける側で境界線が引かれますが、ここでは当社の元となる”未病”という状態の人間が主な顧客の線引きとなります。
 権力と地位に関しては、共に生きる人間として対等な環境を提供することとします。
 会社で働く社員の親密さは、仕事に対する能率に密接に影響するため、積極的に友好関係が築ける環境を作りたいです。具体的には作業を個人ではなく協力して行えるようにするなどがあります。個人での作業を好む社員に対しての強制はしませんし、個人向けの作業も用意します。
 報告義務は時として社員の善意で行われたり、または行われないことがあります。支配層へのエスカレーションが必要な報告の際は、匿名ですることを可能にするなど、言いたいことが本音で言える情報インフラを構築します。
 あらゆる地域、国家、人種へ向けた社会福祉を形造りたいので、社員の宗教観や人種、国籍などへの制限はしません。むしろ積極的に取り入れていき、ビジネスモデルを参考にした大企業に算入される前に、海外での圧倒的なシェアを獲得してゆく意気込みで行います。