学生の思想を読む

国ではなく国語に住む我々の、思考の差異を追求します。

SMの売場の配置順序

課題

近所のスーパーマーケット(SM)に行ってください(現調)。仮に、自宅でカレーライスをつくるとします。購入する商品はじゃがいも、人参、玉ねぎ、豚肉、カレールーで、併せて、牛乳、食パンも購入するとします。
①SMの店内では、上の7品を買うとしたらSM店舗ではどのように効率よく買えるように商品の買物順序は配置されていましたか。
②ほとんどのSMではお店に入ったら、果物や野菜の青果売場から始まっています。どうしてこのように配置しているか現場に行って考えてみて下さい。
③現調したSMの店舗名を必ず明記してください。

 

本文

スーパーマーケットにおける商品陳列には、季節品と関連商品の売上を高めて且つより多く来店客に店内を移動させる工夫があると考えられます。

 

 

  1. 調査対象とした社名及び店舗名:株式会社スーパーアルプス 甲の原店

住所:東京都八王子市中野町2689-3

  1. 提示された7品の商品を求めるための店内導線を調べたところ、カレーライスの製造工程の順番に陳列されていることを発見しました。
  2. 牛乳、食パンは店内入り口から遠い位置に陳列されています。これらの商品は朝食に用いられることが多いため、夕食の材料をカゴに入れた後、朝食のことを考える購買心理を利用しているのではないかと考えました
  3. 主にフルーツを始めとする季節を感じさせる商品は、来店時に目に付くようになっています。このことから、来店した客へ季節のイメージを自然と持たせるように心理誘導しているのではないかと考えました。
  4. 4の効果から関連して、季節品とそれに関連する商品の仕入数を増やせる店舗としての経営戦略を立てられるようにしているのではないかとも考えています。
  5. 以上のことから、生活の動きに合わせた陳列で商品を提供することによって、店舗内部の導線を自然に増加させているのではないかと思われます。普段の生活で利用している場でも我々の意思決定に影響が与えられているのだと気づきました。