CVSのPB

課題の件、考察結果に基づき、以下の通り報告します。

PB商品はNBへの対抗をより安くより簡潔にアピールしている

1. 購入対象とした社名及び店舗名：セブンイレブン　八王子東楢原店
住所　東京都八王子市楢原町1247-5
2. 購入対象商品名：7プレミアム　ザ・ブリュー　350ml　114円
3. 製造者表示：サントリービール㈱　東京都港区台場2丁目3-3
4. 販売者表示：加工食品ではなく飲料であるため記載なし。
5. 商品の特徴：セブン＆アイグループとサントリービールの共同開発商品で、麦芽使用率
25%以上50%未満の発泡酒である。また、今回は比較対象として同社開発のNB「金麦」と同時購入した。当商品は製造者、原材料、栄養成分表示、商品の色と味が極めて類似しているものである。次項では両者を比較した上で判明したことを記述する。
6. その他表示から分かったこと
税抜き価格はNB商品が133円、PB商品が114円と約20円の差額が生じている。
缶表面の主となる色はNBが青色、PBが金色になっており、色彩心理学的観点からPB商品の方が消費者の購買意欲を煽る効果を狙っている。また、NBに記載されている「天然水」という文言が、PBでは「天然水100%仕込」となっており、PBの方がより安全であるかのような表記になっている。缶背面の製品説明は内容がほとんど同一であるが、NBと比べて簡潔な単語を用いて遠回しな表現を避けている。発泡酒の主力対象である低所得者層にも理解しやすい言葉が用いられているとも考えられる。
また、栄養成分表示の記載方法も異なっており、NBでは100mlあたりの成分が、PBでは一缶あたりの成分が記載されていることも判明した。